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沿革
光技術を中心とする光関連産業は遠州地方の明日を担う新産業として注目を浴びている。遠州地方における光関連産業のルーツは”テレビの父”高柳健次郎氏である。高柳氏は大正13年、浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部)の助教授として赴任し、テレビジョンの実験研究の道に入った。氏は電子式テレビの研究に取り組み、同年末には撮像管、受像管を発明した。翌年にはブラウン管の試作に成功、これによりテレビジョン実験に本格的に取り組み、約1年後には初めて安定した「イ」の字を受像管の蛍光管の蛍光面上に映し出すことに成功した。
高柳氏の教えを受けたテレビジョン技術者は現在、全国で活躍しているが、浜松でも電子工業、光技術産業が芽生え発展してきている。
浜松商工会議所は浜松工業技術センターと共同で、新産業の創出と技術革新を目的に「半導体レーザ産業応用研究会」を発足させ、半導体レーザの産業応用についての調査研究を進めている。
業界の特徴
光技術は光学と電子技術が相互に補完、融合して生み出された新しい技術である。両者がもっている長所を巧みに融合することによって、従来とは比較にならないほど機能を高めたり、全く新しい応用分野を創り出している。光技術を根幹とする光技術産業は今後の基幹産業としての期待が大きいとともに、精密加工技術や組み立て技術との連携が深い技術集約型であることを特徴としている。
今後の業界動向
(財)光産業技術振興協会の調査によれば、光産業国内生産額は、平成15年度には7兆5,672億円に達している。情報通信関連のインフラ整備の増大、パソコン関連機器に対する旺盛な需要を反映したもので、光機器・装置では、MD、DVD、デジタルカメラ、レーザ応用生産装置など、光部品では受光素子、太陽電池、光受動部品などに大きな伸びが見込まれている。
光関連産業は情報通信関連で着実な発展が見込まれている他、医療分野、金属加工など応用分野が多岐にわたっておりその用途は未知数である。そのため電子産業界はもとより機械金属業界も含めて、各企業は光関係技術の習得や情報収集に積極的であり、長期的な視野に立った研究開発に取り組んでいる。